コラム
④神棚をバージョンアップしたいなら
毎朝のお供物は、米と塩と水の三品が基本です。これを三方か折敷(縁にとじ目のある方を手前に向けます)にのせてお供えします。
このほかに珍しいものや、四季の初ものなどその他免状、辞令、俸給など、まず神前にお供えして共によろこんでいただき、新しい努力をお誓いします。
また毎月一日や十五日、神宮や氏神様の祭日、国や郷土の祝祭日、節句そのほか家庭の行事日等には、御酒や海川山野の物をととのえ、或は料理をし或は生のままで、清らかな器に美しく盛ってお供えします。後でお下げして一家揃って楽しく頒ちいただきます。これは神様のお恵みを我が身にいただく行事で直会(なおらい)と申します。お供えを盛った三方の台数が多い時はその数が奇数か偶数かにより下図のようにお供えします。お供え物の順序は品数により図の通りです。
祭の始めには洗い清めた供物を塩水や火打ち石で切り火をかけて更に祓い清め、拝礼の後祝詞(のりと)を申し上げます。祝詞はむずかしい文章を用いなくても心のままに申し上げればよろしいのです。祝詞の次に拝礼してお祭りを終りますが玉串の用意があれば奉って拝礼します。