よくある質問

神社について

神職のいる神社といない神社とは?

神職のいない神社も、基本的に宮司が登録されています。
神職は別の仕事をしながら務めている人もいますので、一概には言えませんが、神職が常にいる神社を本務神社、普段神職がいない神社を兼務神社と呼んでいます。

神主と神職の違いとは?

「神主」も「神職」も基本的な意味合いは同じです。
「古事記」「日本書紀」の中にも「神主」という記述がありますので、古くは「神主」と呼んでいたようです。
現在は神に仕える人を総称して、「神職」と呼ぶようになりました。
もう一つの呼び名に「神官」というものもありますが、これは明治以降、社格の制定とともに、官國幣社以下の神官職制が定められ、社格のある神社に奉仕する官吏の身分が与えられた神社職員を指し、その後は神宮の神職を指すものでしたが、戦後は制度の廃止と共に使われなくなりました。

参拝について

忌中・喪中の神社参拝はできるのでしょうか

ご家庭に不幸があった場合、神道ではおよそ50日間を「忌中」として、故人を偲び慰霊のための行事に注力します。
忌中は神社参拝は遠慮して、家の神棚にも半紙を貼るなどして神まつりを中断します。
(忌や喪は、故人との関係性で日数が短くなる場合があります)→コラムへ

忌中期間が終わる「忌明け」(仏教では49日)後は、神棚のまつりを再開して通常の生活に戻ります。
神社参拝も一般的に忌明け後から行います。神社での祭典奉仕や御神札等を求める場合も同様です。

「喪中」は故人を悼み配慮して自分の行動を慎み偲ぶために、お祝い事や宴会に参加するなどの派手な行動を控える期間です。年末には喪中はがきを出すなど、年始の賀詞を遠慮します。
この期間におけるお正月等の参拝については、ご自身の気持ち次第となるでしょう。

神事・お祭りについて

神道での祝儀不祝儀の表書きについて教えてください。

神社での御祈願やご寄付などによく使われるのは、
「御初穂料」 「御玉串料」 「御神前」
です。
お供え物にのし紙をつける場合は、
「御神前」 「奉献」 「奉納」 「御供」 「奉献酒」
などです。
紅白の水引のものを使います。
神前にお供えするものについては、蝶結びでも結び切りでも構いません。

神道の葬儀や年祭で不祝儀袋に書く表書きは、
「御霊前」 「玉串料」 「御榊料」
などです。
白黒や銀の結び切りの袋で、模様が無いものを使います。

奉仕者への謝礼には「祭祀料」「謝礼」「志」などを書きます。